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2022.02.05

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季節の変わり目に大量発生するアレの正体とは

タイでは長かった乾季が終わり、雨季がやって参りました。先日久しぶりの雨が降り、雨上がりの空気がきれいに感じたところです。この時期、BTSの蛍光灯や街灯などに大量の羽虫が集っているのを良く見かけます。季節の変わり目に発生するこの虫、窓のサッシの隙間から潜り込んで来てかなり厄介です。この虫の正体と対策についてまとめました。

飛び回る虫の正体

部屋に紛れ込んできた1匹を観察してみると、
1.体長1cmくらい
2.黒っぽい
3.羽がすぐ取れて破片が散らばる
といった厄介な性質を持った虫であることが分かります。あまり虫に詳しくない筆者は、限られた時期、時間にしか出てこないのでカゲロウかと思っていました。ですが、いろいろ調べてみるとこの虫が「シロアリの一種」であると判明しました。
なるほど、確かにアリと言われればアリの特徴を持った虫です。しかしながら、シロアリというくらいなので、見た目は白っぽいのが普通だと思っておりましたが、この虫は日本で見るいわゆる黒アリと同じように見えます。
タイ語で「マレーンマオ」と呼ばれるこの虫は、繁殖時期に女王アリを探して一斉に飛び立ちます。飛び回っている虫のほとんどはオスです。光に集まってくるのはシロアリの走光性という習性がそうさせているそうです。「結婚飛行」というくらいシロアリにとっては大切な行動ですが、数匹ならそれほどでも、数十~数百匹単位の群れに遭遇してしまうと戦慄を覚える光景です。2,3日で終わるとはいえ、虫嫌いな方には厳しい期間となります。

対処方法

タイの住まいは気密性が正直高くありません。網戸が無いケースも多いので、侵入を防ぐには殺虫剤を用いるのが効果的です。窓のサッシやドアの付近に、効果期間の長い殺虫剤を吹き付けておくことが重要です。お住まいによってはペストコントロールをされていると思うので、業者の方に念入りに薬剤を散布してもらえれば大丈夫です。
薬剤散布に抵抗のある方は、この大量発生は年2回程度の頻度なので都度対処でも十分です。意外と繊細な生き物な為、入ってきてしまったシロアリを掃除機で吸ってしまえばそれで死んでしまいます。シロアリが繁殖してしまわないか不安になりますが、室内に紛れ込んでしまったアリはほぼ間違いなくオスだけで、繁殖に成功する確率も1%もないそうなので、その心配もありません。夜は光に寄ってくるので、カーテンを付けたり、光源を絞ったりしてそもそも寄ってこないようにすることも重要です。

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