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タイでの入国時の隔離を免除される条件について

11月1日から、タイでの外国人観光客の受け入れが本格的に再開されました。旅行者の受け入れにより、経済再生を優先した形となりますが、1日当たりの新規感染者数が5千人強で推移している状況で、新たな変異株が持ち込まれることを危惧する声もあります。

そんな中、Covid-19のワクチン接種を完了しているなど、日本を含む63の国と地域から来タイする外国人に対し、タイへの入国時の隔離が免除されます。14日間隔離が行われていたものが、通常7日程度となり、一定条件を満たした場合には1日になるのでタイへの入国時の拘束がかなり短くなります。タイ入国の為の新しいスキームをまとめました。

 

2021年11月1日以降、タイに入国する場合のスキーム（空路）は大きく分けて3つあります。

1. TEST & GO(T&G) 隔離免除入国
2. Living in the BlueZone サンドボックスプログラム
3. Happy Quarantine 通常の入国

 

全体共通事項

• ワクチン接種完了後14日間経過かつ、21日以上タイ政府が指定する国・地域に滞在していること（2.）
• ワクチン接種証明書の準備（なしの場合はで入国）
• 新規システムである“Thailand Pass”で渡航7日前までに受付登録を済ませる（https://tp.consular.go.th）
• 医療保険証　※新型コロナウイルス感染症 及び 関連疾患の治療費を含む50,000USドル以上の治療補償額の英文医療保険証（タイの社会保険加入者は不要）
• 隔離処置施設（AQ）または健康安全基準（SHA＋＋）ホテルの予約表
• 出発72時間前以内に発行されたRT-PCR検査陰性証明書

※他に、パスポート、VISAなど入国に必要な書類があります。

 

1.TEST & GO(T&G) 隔離免除入国のガイドライン

・ワクチン接種が完了されている方が対象です。

パスポート、有効なVISA、”Thailand Pass”から発行される「QRコード」、ワクチン接種完了証明書（英文）、72時間以内のPCR検査陰性証明書、医療保険、SHA++ホテルの1泊予約確認書類、T.8 Form（タイ王国健康質問書）/ T.M.6 Form（タイ王国出入国カード）を持っている場合、到着時のPCR検査結果が陰性であれば、1泊後ホテルからの移動が可能となります。

位置情報追跡アプリ「モーチャナ（MorChana หมอชนะ）」のインストールと、滞在6～7日目にATKキットで自己検査が必要となります。ATKキットは滞在ホテルから渡されます。（予約時にホテル代と一緒にキット代が請求されています）自己検査結果はアプリで入力します。1日滞在もしくは到着時PCR検査の陰性結果が出れば、すぐにタイ全域を移動可能です。

2.Living in the BlueZone サンドボックスプログラムのガイドライン

・ワクチン2回目の接種後14日経過していない方や、コロナ罹患後ですぐワクチン接種できなかった方などが対象です。

パスポート、有効なVISA、”Thailand Pass”から発行される「QRコード」、ワクチン接種証明書またはコロナ罹患から3か月経過したことの証明書（英文）、72時間以内のPCR検査陰性証明書、医療保険、SHA++ホテルの7泊予約確認書類、T.8 Form（タイ王国健康質問書）/ T.M.6 Form（タイ王国出入国カード）を持っている場合、「ブルーゾーン（Blue Zone）」と呼ばれる、サンドボックス制度利用時の開放エリア（観光開国パイロット地域）17都県内の目的地「1か所」に滞在が可能になります。位置情報追跡アプリ「モーチャナ（MorChana หมอชนะ）」のインストールと、滞在6～7日目に再度PCR検査を受け陰性であれば、タイ国内のその他の地域に移動が可能となります。

3.Happy Quarantine 通常の入国のガイドライン

・63の国と地域以外からの入国の場合、またはワクチン接種をされていない方が対象になります。

パスポート、有効なVISA、”Thailand Pass”から発行される「QRコード」、72時間以内のPCR検査陰性証明書、医療保険、AQホテルの10泊（陸路の場合は14泊）予約確認書類、T.8 Form（タイ王国健康質問書）/ T.M.6 Form（タイ王国出入国カード）を持っている場合、AQホテルでの隔離滞在が必要となります。位置情報追跡アプリ「モーチャナ（MorChana หมอชนะ）」アプリのインストールと、滞在10日目もしくは14日目に再度PCR検査を受け陰性であれば、タイ国内のその他の地域に移動が可能となります。

バンコクでは飲食店も通常営業となり、21時までですが、アルコールも提供されるようになりました。日常が戻ったとは言い難い状況ではありますが、少しずつ街に人が増えているように感じます。多くの人がマスクを着用している光景も見慣れたものとなりました。新しい制度が始まり63の国と地域から2万人を超える人が来タイしたということなので、1日も早く活気あるタイに戻ってくれることを祈るばかりです。

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